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心地よく騙されたこと〜ギター弾きの恋(ネタバレあり)

ブログのネタ探しにとDVDの宅配レンタル会員になって半月。店舗で選ぶのとはまた違った楽しみがあるように思います。ただ今お試し期間中なので、新作のレンタルは無理。そこでふと心引かれた映画が”ギター弾きの恋”(原題:Sweet and Lowdown)。監督ウディ・アレン、主演ショーン・ペン。

時代は1930年代。ジャズギターリストのエメット・レイ(ショーン・ペン)の半生を描いた映画なんですが、彼の口癖は”I am the second greatest guitarist in the world.(おれは世界で二番目にすごいギターリストだ。)”。彼が思う一番すごい奴はジャンゴ・ラインハルト。ミュージシャンとして生きる彼には娼婦の元締めという裏の顔もあり、基本的にハチャメチャな人生を送るわけです。そんな彼と洗濯屋につとめる口のきけない娘ハッティ(サマンサ・モートン)との出会いがあります。言葉で意思疎通ができない彼女に苛立ちながら、それでも二人は愛を深めていきます。旅の途中で何気なく弾くエメットのギターにハッティがうっとりとした表情をうかべるシーンは絶品でした。

この映画はドキュメンター風で、ところどころにウディ・アレンや音楽雑誌のエディターなどがコメントをはさみます。”彼のギターは最高だった”とか”晩年レコーディングしたレコードがあるのが救いだ”などと言うものですから、エメット・レイの演奏を聴いてみたいなとAmazonでいそいそと検索しても見つからない・・・そこでよく調べるとこのエメット・レイ、全くの架空の人物じゃないですかぁ〜〜!まんまと騙された!ウディ・アレンにしてやられた!と肩を落とすと同時になんとも心地よく感じたのも事実なのです。

現在、一応世界共通語は英語となっていますが、もっと共通しているものを人間は持っていると感じました。それは、”表情”です。ハッティが表情で伝えようとすることは万人に理解できるのではないでしょうか。もしかしたら、言葉が邪魔をしているのかもしれません。”語らない贅沢”かもしれません。
ちなみに、このハッティ役のサマンサ・モートン、なんか見覚えがあるなぁ〜と思って調べてみたら、マイノリティレポートのアガサ役でした。これで彼女の映画を観るのは2本目ですが、まだお声を聴いてないですね。

ギター弾きの恋 Music ギター弾きの恋

アーティスト:サントラ
販売元:ソニーレコード
発売日:2000/12/20
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コメント

確かに表情を言葉で言い表わそうとすると、表現できない事も多々ありますね。
それだけ表情ってすごいのに、ここ最近、忙しさに感けて人の表情をしっかりと見ていなかったように思えるし、自分自身も表情が乏しかったように思えてしまう。
「がんばらなくていいんだよ」って、少しゆとりを持って笑顔を増やさねば!

投稿: いっちぃ | 2007年11月 8日 (木) 16時31分

ハッティの表情を言葉で伝えるのは確かに難しそう
視覚で捉えた表情は万人が見てもそう違いは無いが
言葉は受け取る側の創造性に委ねる部分がかなりある。
文字にしても然りである。視覚は光の反射を受けて
知覚する、ある意味realtimeであり直感的である。
言葉や文字は解釈を必要とするその点でどうしても
伝わり方に多様性を孕んでしまう しかし言葉や
文字の中にも直感的ではないが心に響くものも少な
からずあります。こんなのはどうでしょう
「かの女の歩む姿の美はしさ、雲なき国の、星満てる
空の、夜にも似たり。」バイロン卿「ヘブライ調」
by未来のイブでした 飽く迄も遅効性ではありますが。

投稿: グース | 2007年11月 9日 (金) 17時01分

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